GAP(農業生産工程管理)特別講義による現場トレーニングをT-PIRC農場で実施

 2019年2月21日(木)~2月22日(金)、生物環境工学特別講義Ⅱ「GAP概論―理論的背景と今後の展開」の授業(非常勤講師:宮崎大学准教授、木下統先生)が開講され、内容が農業の実務と深く関係することから、受講する学生に加わる形で、T-PIRC農場の技術職員が数名参加しました。

 GAPとはGood Agricultural Practice(農業生産工程管理)のことで、授業では、GAPによる食品安全・環境保全・労働安全の価値観、世界や日本でのGAP認証、取り組みなどについて、幅広い分野の紹介がありました。また、GAP認証がないとオランダは農産物販売ができないことや、2020年東京オリンピック・パラリンピック選手村における食材調達は、GAP認証を受けた農産物の調達であることなど、具体的なGAPの利用の紹介があり、GAPの国内外の普及に向けた展望が語られました。

 2月22日(金)はT-PIRC農場を利用した現場トレーニングを実施しました。特に、リスクアセスメントに関わる事柄を、農場の隅々まで歩き、圃場や施設を用いた実践的授業が展開されました。

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