次世代農業研究部門(T-PIRC農場)では、知的・人的・物的資産を活用し、学類の実習、各研究室の研究支援のみにどまらず、つくば市や茨城県内外の各地域との交流を図りながら、教育・社会貢献活動を行っています。 (以下の内容はこれらの活動の一例です)
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リワークデイケア農業プログラム
2013年10月から筑波大学附属病院と連携してT-PIRC農場は、農作業を利用したリワーク(職場復帰に向けたリハビリテーション)を目的としたデイケアプログラムを実施しています。このプログラムは、復職率の高いプログラムとして実績をあげています。
筑波大学さくらそう里親の会とサクラソウ園芸品種コレクションの公開
T-PIRC農場は、サクラソウ園芸品種を約350系統保有する世界有数の遺伝資源保存施設です。サクラソウコレクションの保存・維持を目的に、2005 年 2 月に、筑波大学と NPO 法人つくばアーバンガーデニング(TUG)が共同で市民の協力を基盤とする里親制度「さくらそう里親の会」を立ち上げ、市民と共に貴重なサクラソウの遺伝資源の保存活動を行っています。
また、毎年、『さくらそう展』を国立科学博物館筑波実験植物園と共催し、保有するサクラソウ園芸品種を一般に公開して、その価値を伝えています。この展示では、古く江戸時代から続いている伝統的な展示法「桜草花壇」も併せて公開しています。
地域のゴミ拾いや環境整備
T-PIRC農場では、「環境の日」を年二回設定し、全教職員・学生・利用者と共に地域のゴミ拾い活動を実施しております。また、場内の美化促進の為に枯れ木・木々の剪定掃除などをも併せて実施し、危険個所の早期発見に努め撤去も行っています。この活動を通し、環境意識の向上を念頭に置き、地域の美化促進運動に貢献しています。
生物資源学類、生物学類実習
春学期、秋学期の実習に加え、T-PIRC農場の敷地と設備を生かした特色ある集中実習も行い、学類教育活動の一端を担っています。