学生実習(生物生産システム学実習)の実施:モツァレラチーズの製造

生物資源学類の開講科目である生物生産システム学実習は春学期と秋学期に亘って開講され、作物、園芸、畜産の3コースに分かれ、家畜管理学、家畜繁殖学、家畜衛生学、家畜栄養学、畜産物利用学等に跨る幅広い分野の実習が行われています。
その中で、令和3年10月25日に行われた畜産コースの実習では、畜産物利用学の一環としてモツァレラチーズの製造が行われました。田島教授の指導の下、畜産物加工室にて、学生たちは、生乳からモツァレラチーズを製造しました。モツァレラチーズ製造工程の中で最も特徴的なことは74℃の熱湯の中でカード(チーズの元になる部分)を揉むという工程であり、この工程の途中で急にカードが柔らかくなり弾力性を持つように変化することを経験しました。その後、出来上がったチーズを加熱するとチーズが長く繊維状になる事と特有の食味であることを確認しました。
この他に畜産学コースで行われている実習の例としてはアイスクリーム製造における微生物管理、ウシとニワトリの成長解析、2種類のニワトリワクチン接種法、赤身肉の官能検査、卵黄色を決める要因、食鳥検査、スモークドチキン製造法等が挙げられ、農場ならではの特色のある実習が展開されています。
 

 

 

 

 

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