筑波大学T-PIRC農場では、茨城県育成米の「ふくまる」を育て、令和3年9月7日に無事収穫することができました。今年の「ふくまる」の栽培では、農業における高齢化や就業人口の激減を見据え、農作業の省力化を目指してドローンによる水稲直播栽培を行いました。水稲直播栽培では、発芽促進や鳥害防止のためにカルパーコーティングや鉄コーティングを行うことが多いのですが、今回は省力のために種籾に消毒のみを行って直播しました。
「ふくまる」は、高温耐性に優れた「ふさおとめ」と粒の大きな「ひたち20号」とを組み合わせ、それぞれのよさを受け継いで誕生しました。ふっくらと炊きあがり、丸くて大きいお米であることが名前の由来です。「ふくまる」の最大の特長は「際立つ粒の大きさと豊かさ」であり、炊き上がりの美しさは一流料理人たちからも絶賛されています。噛み応えのある食感と、噛むほどに膨らむ豊かな味わいは、おかずの味を引き立てるとのことです。
筑波大学T-PIRC農場で生産した「ふくまる」は、カスミ大学店等で販売を予定していますので、この機会にぜひお求めください。