2026年2月4日、筑波大学つくばキャンパスにおいて、タジキスタン共和国からの訪問団によるT-IRRC見学を実施しました。本見学は、JICAが実施するタジキスタン国別研修「高等教育・研究機関若手研究者育成」の一環として行われたものです。
訪問の目的本研修は、タジキスタンの大学教員・研究者等が日本の大学教育・研究システムへの理解を深め、将来的な自国での制度設計や研究力強化に活かすことを目的としています。特に、研究室を基盤とした教育(Laboratory-Based Education)や、研究成果の社会実装、産学連携の仕組みについて学ぶことが重視されています。
当日は、タジキスタン国立大学(TNU)の教員をはじめとする理工系分野の教授陣など、計17名が来訪しました。
見学では、まずT-PIRCセンター長の福田直也教授より、T-PIRCの設立背景や研究・教育活動の概要について説明が行われました。その後、農場および実習施設を見学し、筑波大学における実践的教育・研究の取り組みについて理解を深めていただきました。
続いて訪問団は遺伝子実験センターを見学し、T-PIRC副センター長の渡邉和男教授より、研究活動とその社会的・制度的側面について説明を受けました。
説明では、大学における研究成果の特許化や知的財産の管理、ならびに遺伝資源の適切な利用と国際的なルールに関する取り組みが紹介されました。研究成果をいかに保護し、持続的に活用していくかという視点は、訪問団にとっても関心が高く、タジキスタンにおける今後の研究・制度設計に向けた活発な質疑応答が行われました。
今回の見学を通じて、筑波大学およびT-PIRCの研究・教育モデルに対する理解が深まり、将来的な国際連携や共同研究の可能性についても意見が交わされました。T-IRRCでは、今後もこのような国際的な人材育成・交流の取り組みを通じて、研究力の向上と国際協力の推進に貢献していきます。

