令和元年11月18日(月)、株式会社トロムソ様のご協力により、農業廃棄物とされる「もみ殻」を固形燃料へ変換できる装置「グラインドミル」の紹介、籾殻の有効利用についての講義と実演が行われた。
講義では、まず、トロムソサポーターの西嶋良介様(YAMAHA)から「企業が果たすべきSDGsの役割とは?」の演題で、気候変動による諸問題をどのように企業の視点で取り組むべきかについてのお話があった。つづいて、株式会社トロムソ代表取締役の上杉正章様から、「もみ殻から広がる大きな可能性を求めて」の演題で、これまでのもみ殻利用のための、製造機の紹介とアフリカを中心とした導入事例の紹介があった。
講義の後は、駐輪場スペースに設置されたデモカーによるもみ殻固形燃料製造装置「グラインドミル」の実演が行われた。あらかじめT-PIRC農場で用意した100kgのもみ殻を使って、もみ殻のすり潰し、またすり潰されたもみ殻を用いたもみ殻固形燃料(モミガライト)の製造を行った。30名ほどの参加者は、1/10に減容され燃料用として用いることができる、もみ殻固形燃料(モミガライト)の製造工程を知るとともに、トロムソ側に対して様々な質疑を行った。
株式会社トロムソ代表取締役の上杉正章様による講演
駐輪場スペースに設置されたデモカーによる、もみ殻固形燃料製造装置「グラインドミル」の実演
製造されたもみ殻固形燃料