■「国際農学ESDプログラム」とは?
「国際農学ESDプログラム」とは、我が国の働き掛けにより国連総会において採択された「国連・持続可能な開発のための教育の10年」
「ESDの10年」)の理念を筑波大学において実現する試みです。「食料・環境・生物資源利用の分野で国際的に活躍できる
人材の育成」を目指して様々な活動が行われています。
筑波大学農林技術センターでは、1979年から継続してきたUNESCO APEID事業の中で、関係諸機関と共同開催してきた
TASAE(筑波アジア農業教育セミナー)の実績を有する、約30年にわたるTASAEの経験を踏まえて、
Ag-ESD(国際農学ESD)を展開しております。
本プログラムを構成する多様な活動には、「大学院科目に『農学ESDインターンシップ』を開設」、「海外協定校との連携を強化する」、
「アフガニスタン交流プログラム」などがあります。
また、プログラムの最大の特徴は、筑波大学と大学間交流協定を締結しているカセサート大学(タイ王国)、ボゴール農科大学
(インドネシア共和国)およびフィリピン大学ロスバニオス校(フィリピン共和国)の3大学と茨城大学との密接な連携のもとに実施された大学院生
・若手研究者のトレーニング・プログラムである点であり、
以下の教育プログラムが実施されております。
「国際農学ESDプログラム」の取り組みの中から育った大学院生が、将来国際的な場面で活躍することに大いに期待がもたれます。
「国際農学ESDプログラム」
1. 筑波大学開催「国際農学ESDシンポジウム」への海外協定校等からの大学院生・若手研究者の招聘と発表機会の提供
2. 筑波大学大学院生に対する「国際農学ESDシンポジウム」における英語による議事進行機会の提供とバンコクで開催されるUNESCO会議での英語による成果発表
3. 海外協定校、JICAおよび茨城大学との連携による、英語によるポスターセッションの開催
■「国際農学ESDプログラムの構築と実践」報告書